利用者様にゆっくりお風呂を楽しんでいただこうと「菖蒲湯」を行いました。
「菖蒲湯」は、5月5日の「端午の節句」に行う日本の風習です。菖蒲湯のはじまりは、中国から伝わった「端午の節句」がきっかけと言われています。中国では、菖蒲の香りが邪気を払い無病息災を祈る厄除け行事として「端午の節句」が行われていました。5月は季節の変わり目にあたるため、体調を崩す人も多く、健康促進の薬草として用いられる菖蒲を使って厄祓いをしたのが、日本の「端午の節句」の起源とされています。
菖蒲の香りには、自律神経のバランスを整えたりリラックスさせたりと、さまざまな効果が期待できます。また香りの素となる成分には、血行を促進させ、腰痛や神経痛を和らげる効能もあると言われています。それにより、菖蒲湯として菖蒲を用いることで、全身で菖蒲の効能を得られることになるのです。そのほかにも、保湿効果や冷え性改善にも役立つ特徴があります。