10月6日は旧盆、韓国・朝鮮ではチュソク(秋夕)です。チュソク(秋夕)は、ソルラル(旧正月)と並ぶ韓国の二大名節の一つで、「ハンガウィ」という別名でも呼ばれています。「ハン」は「大きい」、「カウィ」は「秋の中心」を示し、一言でいえば、チュソクとは「秋の真ん中に収穫を祝い、ご先祖様に感謝を伝える日」です。
チュソクの朝には「チャレ(茶礼)」といわれる祭祀を行います。その年に収穫されたばかりの穀物や果物、そして各家庭で心を込めて作った料理を祭壇にずらりと並べ、ご先祖様に感謝を捧げます。
サンボラムでは少しでもチュソクの雰囲気を味わっていただこうと、昼食に「ジョン」と「マンドゥク」を召し上がっていただきました。ジョンとは、薄切りにした肉や魚、野菜などに小麦粉と卵の衣をつけて焼いた料理の総称です。ズッキーニやエゴマの葉、豆腐、白身魚、ひき肉など、さまざまな食材が使われ、食卓を華やかに彩ります。チャレに欠かせないお供え物の一つで、たくさんの種類を用意するのが一般的です。
秋月(チュソク)の昼食
