「ミナリ(セリ)のチヂミ」
今回の昼食紹介のメインはピビンパッではなく、「ミナリ(セリ)のチヂミ」です。サンボラムの役員さんが、自生しているミナリをたくさん採ってきて、差し入れしてくれましたので、調理員さんに「チヂミ」を焼いていただきました。セリは、春先に旬を迎える、特有の香りが魅力的な山菜です。セリは、どこにでも生えているため、韓国・朝鮮人にとって馴染み深い山菜です。香りが高く、解毒作用があり、昔から薬としても使われてきたそうです。苦みはありますが、この苦みが美味しさの元ですね。ナムルにしても、和え物にしてもよし。この季節に味わえる楽しみです。
ちなみに「ミナリ」というアメリカの映画が2020年にヒットしました。韓国からアメリカに移民した家族のお話です。タイトルの「ミナリ」は「たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、子供世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている」とのこと。まさにサンボラムを利用するハルモニたちがそうでしたね。そんなことを思いながら美味しくいただきました。