少し前になりますが、先輩のご自宅にお招きいただき、韓国・朝鮮宮廷料理「九節板(クジョルパン)」をご馳走になりました。
韓国の時代劇ドラマは日本ですっかり定着していますので、知っている方も多いのではないでしょうか。
「九節板(クジョルパン)」とは、八角形に仕切られた器に錦糸卵、野菜(ナムル)、肉類、海産物の中から8種類を彩りよく選定し、調理して細長く切った8種類の具を入れ、小麦粉を水で溶いて薄焼きにした煎餅(チョンピョン)で具を巻いて食べる料理。
九節板とは本来は食器自体の呼び名であり、朝鮮王朝時代、宮廷や貴族の歳時料理として親しまれ、その後、自然とメニューとしての意味合いを持つようになったとのことです。
どんな料理でもそうですが、これは特に手間がかかっていそうで、恐縮しながら、ありがたく、おいしくいただきました。
韓国・朝鮮には包んで食べる料理がほんとうに多いですね。
歳時にサンボラムで利用者様にご提供してみるのもいいかもしれません。
うん?「調理するのは誰だ」って?(笑)
高敬一